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腸内細菌の育成環境改善を主眼に置いた無添加ウェットフード

2021年6月から、オリゴ糖と乳酸菌素材の量を倍にしました!
保存料や香料、着色料など一切不使用の無添加ウェットフード Forema Nature(フォレマネイチャー)シリーズに、プレバイオティクス(オリゴ糖2種と乳酸菌素材)をたっぷり配合(※)した「Forema Nature 腸内細菌」。
最大の免疫器官である大腸を支えるのは、そこに生息する膨大な数の腸内細菌たち。中でも体にとって有益な働きをするグループ(いわゆる善玉菌)にとって、「オリゴ糖」と「乳酸菌素材」は絶好のエネルギー源となります。高タンパク低カロリーの「鹿肉」+「善玉菌の餌」で、内側から健康を強化します。
※人間用途で健康改善が実証されたのと同じ比率で含有。1パックあたり5kgの個体2日分の成分を配合。
オリゴ糖と乳酸菌素材について
オリゴ糖というのは野菜や蜂蜜、乳糖など、自然界の食物に含まれる糖分で、難消化性の食物繊維でもあります。そのため、胃腸でも消化されずにほぼそのまま大腸まで到達し、そこで有益な細菌群の餌になります。
ビフィズス菌など善玉菌に好まれるオリゴ糖
オリゴ糖が面白いのは、「ビフィズス菌(※)」などの善玉菌に選択的に好まれ、悪玉菌からは見向きもされない点。結果的に善玉菌が短期間に増殖し、腸内の勢力図を大きく変える事につながります。
とは言え、たくさんの種類が存在する腸内細菌。実は細菌類にも好き嫌いがあるため、1種ではなく2種のオリゴ糖を配合する事で、より多くの善玉菌をカバーしています。
(※重要:犬や猫はビフィズス菌を保有していない場合も多いです。そういうケースでも、代わりに他の有益なグループの多様性が増す事で同様の効果が期待できます。)
乳酸菌以上に働く? 乳酸菌素材
「Forema Nature 腸内細菌」で採用している乳酸菌素材は、生きた乳酸菌に加熱処理を加えて成分を安定させたもので、腸内においては「生きた乳酸菌以上」の働きをします。というのも、生きた乳酸菌だと大腸に届く前に胃液や胆汁などで死んでしまい、機能を維持したまま腸内に到達できるのはごくわずかだから。一方、加熱処理した乳酸菌素材は消化液をくぐりぬけ、そのまま大腸まで到達し、免疫細胞に働きかけて活性化させる効用があります。また体内で他の善玉菌の増殖を助ける役割も果たします(※)。
※善玉菌は、死骸や代謝物であってもそれ自身が他の善玉菌の餌になり、それを食べた善玉菌たちが増殖しながら別の有益な成分を吐き出します。それがまた別の善玉菌の餌になるという連鎖で、善玉連合とも言える有益な組成が行われます。
人体実験による実例

上のグラフは「Forema Nature 腸内細菌」の企画段階から、Forema 代表の小泉が実際に候補の成分を摂取し続けた際のデータです。腸内のビフィズス菌の増減推移を表しています。
半年以上ヨーグルトを摂取し続けても増えなかったビフィズス菌が、オリゴ糖Aの摂取を境に急増しているのが分かります。その後オリゴ糖Bに切り替えたところ、引き続きビフィズス菌は増え続けています。(一番わかりやすい推移のため、ビフィズス菌の事例を表記していますが、腸内全体の多様性も増しており、総合的に効果があったと評価できます。犬や猫の場合は、ビフィズス菌を保有していない場合もあるため、これとはまた違ったプロセスでの改善が想定されます)
「Forema Nature 腸内細菌」は、この時の人体実験と同じ比率でオリゴ糖を使用しています。(5kg の個体 1日分に換算した量を含有しています。乳酸菌素材も同じ)
オリゴ糖や乳酸菌が腸内環境改善に有益ということはずっと以前から言われて来たことですが、大切なのはその製品に「必要量がちゃんと含有されてるのか?」この1点に尽きます。
腸内細菌がアレルギーを抑える?
人でもペットでも増え続けているアレルギー反応。免疫機能の暴走とも表現されますが、この制御に腸内細菌が大きく関わっている事が分かり始めています。免疫を制御する免疫細胞への働きかけに腸内細菌の果たす役割は大きく、腸内細菌の不具合が免疫の不具合/誤作動に直結します。腸内細菌の組成の乱れ/撹乱を修正する事で自己免疫疾患の軽減が期待できます。
今回採用した乳酸菌素材の実験で実証されている効用
- 感染防御効果
- カンジダ菌に感染したマウスの生存率が大幅に上昇
- 抗腫瘍効果
- 癌細胞を移植したマウスの実験で確認
- 毒性軽減効果
- 抗がん剤投与後の体重減の抑制と腎機能の改善を確認
- 白血球減少抑制効果
- 抗がん剤投与後の白血球回復が早まりました
- C型肝炎改善効果
- 肝炎の指標であるALT値の低下が確認されました。
内容量 | 100g(1パック) |
---|---|
原材料 | 鹿肉 / 水 / 寒天 / オリゴ糖2種 / 乳酸菌素材 |
鹿の部位 | 混合 |
鹿の種類 | ニホンジカ(ホンシュウジカ/キュウシュウジカ/エゾジカ) |
原産国 | 日本 |
形状 | レトルト(加熱殺菌処理済み) |
保存方法 | 開封前は常温/開封後はすみやかに使用 (高温になる場所、日の当たる場所での保管はお避けください) |
備考 | 保存料や香料、着色料などは一切使用していません。 |
用途 | 主には犬用のウェットフード |
お肉は「ペットさん定期便」で出荷している「人間でも食べられる品質のお肉(※)」と同じものを使っています。
※ペットさん定期便のお肉はForema スタッフも頻繁に試食しています。
水分 | 83.75% |
---|---|
粗たんぱく質 | 14.57% |
粗脂肪 | 0.89% |
粗繊維 | 0.02% |
灰成分 | 0.72% |
可溶無窒素物 | 0.05% |
総エネルギー | 92kcal/100g |
代謝エネルギー | 59kcal/100g |
◆ スタッフコメント

マイクロバイオームについて
この頃よく聞く「腸内フローラ」という言葉。世界的には「マイクロバイオーム」 の名称が一般的で、再生医療と同様に非常にホットな領域です。
アレルギー対策においては、人もペットも低アレルゲンの食事に切り替えていくのが一般的な治療ですが、そもそもなぜアレルギー反応(=免疫の誤作動)が起き、しかも年々増加&若年化し続けているのか?私たちはその根本にこそ主眼を置いています。
世界中の先端研究において、アレルギーを含む「自己免疫疾患」と「マイクロバイオーム の撹乱」には強い相関関係があることが突き止められています。そして撹乱の根本の理由は欧米式の高脂肪食と幼少期における抗生物質の濫用である事も...。
従来、成長後のマイクロバイオーム の改善は困難とされてきました。が、近年では食事を変えることで比較的短期間で腸内細菌の組成が(一時的ではありますが)変わることが分かっています。その食事内容を維持し続ける事で、結果的には長期的な健康状態の維持が可能になるでしょう。
私たちは、対処療法ではない、未病領域に貢献できる良質な食事の提供を目指しています。
(関連記事:愛犬のマイクロバイオームケア Forema Nature 腸内細菌について)
重要! 注意事項
最初は「かなりの確率」でお腹が緩くなります
おなかが緩くなるのは正常な反応です。大量に餌を与えられたビフィズス菌/乳酸菌が腸内で急激に活動を活発化させるために起こります。個体(=腸内の状況)によって異なりますが、お腹がゴロゴロする、下す、ガスがたくさん出る、などの症状が見られます。通常は数日で治ります。
尚、Forema Nature は保存料など一切不使用のため、稀に常温下で劣化が起こることがあります。長期不使用の場合は冷蔵庫での保管が安全です。万一開封時に異臭がする場合は、速やかに廃棄の上、ご連絡ください。代替品をお送りします。
1日のお肉摂取量 目安
体重 | 5kg | 10kg | 20kg | 30kg |
---|---|---|---|---|
お肉の量 | 70〜100g | 100〜150g | 200〜300g | 300〜400g |
お肉だけだと栄養が不足するため、野菜類もしくは総合栄養食との併用でご使用ください
手作り食ではなく総合栄養食との併用の場合、総合栄養食の量を減らしてバランスをとりながら、その子にあった量を飼い主さんが見極めてあげて下さい。
Forema Nature 腸内細菌の活用事例
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かれこれ1年以上「人体実験」を続けていますが(※)、今回の2種のオリゴ糖の時ほど腸内細菌が大きな変動を見せたのは初めてです。体調はすこぶる良好なのは言うまでもありません。ビフィズス菌を直接摂取するより、ビフィズス菌の餌となるオリゴ糖を摂取する方が効果が高いというのは非常に興味深いものです。(※2020.9 時点)